「19のデザイン戦略」の一つである「ダイバーシティ」の活動報告です。
宮古市役所から依頼を受け、1月28日開催の「平成30年度宮古市職員男女共同参画意識醸成研修」の講師をジュークデザイナーの加藤(麻)が担当しました。研修テーマは「性の多様性」。最近ニュースや雑誌などで目にする機会の多い「LGBT」について説明しました。「LGBT」とは、女性同性愛者(Lesbian)、男性同性愛者(Gay)、両性愛者(Bisexual)と、自分の生物学的性や周囲から期待される性役割に対し、強い違和感を抱く人(Transgender)を指す頭字語です。LGBTを取り巻く課題を、宮古市議会議員や宮古市職員と共有しました。
恋愛や結婚は「異性」とするもの。「恋愛感情」や「性的欲求」は誰もが抱くもの。「男性」と「女性」は明確に区別できるもの。これまでの社会制度や慣習は、このような考え方を前提としていました。しかし、その前提を見直す機運が世界中で高まっています。日本でも、全国各地の行政・教育機関・企業等が各自の制度や慣習を見直し始めています。異性愛者(Hetelosexual)や、自分の生物学的性または周囲から期待される性役割に違和感を抱かない人(Cisgender)だけでなく、様々な人を包摂する社会制度や慣習が今、必要とされています。