19マガジン 19MAGAZINE#2020.08号外 2020.08.07 2020.08.21 第33回 日経ニューオフィス賞受賞!! 小田島組本社ビル・KITAKAMI O2が東北ニューオフィス奨励賞受賞 ゲームセンターをリノベーションし、今年2月22日にグランオープンした小田島組(岩手県北上市 建設業)の本社ビル「KITAKAMI O2」が8月7日、第33回日経ニューオフィス賞を受賞しました。ジュークではコーポレートブランディング、空間デザインをお手伝いしました。 小田島組は「首都圏に負けない働き方で地方価値を向上させる」ことをこの本社から発信します。東日本大震災、新型コロナウィルスの拡大により、首都一極集中に危機感を持ち、地方の注目度は益々アップ。地方にいながら首都圏並みの最先端な働き方と、建設業の枠にとらわれない事業で高い給与の実現に挑戦します。 若い世代に支持されるITを積極的に取り入れていることも評価されました。スタッフ平均年齢35.7歳、新卒採用20名という高い採用力と魅力を存分に活かし、成長に欠かせない人材確保に更に力を入れます。 そのため執務スペースが大半を占める閉鎖的な本社ではなく、一般開放型本社にすることで、小田島組を知らない人でも気軽に空間を利用し、企業メッセージを体感できるようにデザイン。地元高校生には自習スペースとして無料開放。地域・学生とのコミュニケーションを加速させます。 社長インタビュー 株式会社小田島組代表取締役社長小田島 直樹 右肩上がりのド派手なデザインに込めた決意 東京に負けない働き方・賃金を 昨年の今頃、東北の会社が「日経ニューオフィス賞受賞」というニュースを日経新聞で見つけました。「日経」「ニューオフィス」という言葉が妙に突き刺さり、即座に部下に「これに申し込むぞ!」と叫んでいました。しかし私にできるのは叫ぶことだけ。社内だけでは手も足も出ないだるま状態ということで、ジュークの加藤社長に協力を依頼しました。ちょうど、新しいオフィスのデザインも決まり、リフォーム工事の最中でした。「O2」というブランドも確定し、ワクワクしていたのを思い出します。 建物完成後、思い描いていた姿が実現し資格取得事業の「北上トレーニングセンター」、社内研修を一般の方にも開いた「O2カレッジ」をスタートしました。まさに、地域・業界の教育拠点として歩み始めたことを嬉しく感じます。 また、このオフィスは「東京に負けない賃金にする」という私の決意を社員に具体的に示すものになりました。社員たちはこの右肩上がりの緑のド派手なデザインから、私の本気を感じ取ってくれたと思います。 この受賞を機に、社員とともに更なる学びの場として、ソフト・ハードの両面で進化を続けたいと思います。そして、このニューオフィスの「ニュー」が「新しい働き方」「新しい仕事の充実」更には「新しい幸福の在り方」にまで発展することを祈念しています。 空間デザイナーインタビュー ジュークアンリミテッド株式会社空間デザイナー柿澤 志保 アフターコロナでもオフィスは必要と信じている ここまでの世界観を作り上げられたのは、移転プロジェクトメンバー、工事関係者各位のおかげです。そして、何よりここまで好きにやらせてくれた小田島社長の度量の深さには感謝しきれません。 時代の流れを巧みに捉え、進化し続けている小田島組。新しい本社を手に入れ、土木業界に更なる旋風を巻き起こしてくれることを楽しみにしてます。 新型コロナの影響で一気にテレワークが普及し、「オフィスが不要になる」という論調も見られますが、私はオフィスは企業活動にとって今後も重要な役割を持ち続けると信じています。 ネットワークによるコミュニケーションが標準化している今、SNSでの情報収集・発信は企業でも当たり前に。ニューノーマルに合わせた3密を避けるオフィスレイアウトに加え、会社のらしさを空間に表現し発信できる「映え」も意識していきたいです。例えば今回は、右肩上がりの社長の決意を至るとこに散りばめました。意味あるデザインがどこを切り取っても映り込むことでストーリーが生まれます。 こんな本社を作りたいなら! 本社建て替え専門家「ヘッドオフィスプロ」老朽化、手狭だから建て替えるでは意味がない!本社=経営ビジョンの体感空間。社員教育・採用・営業に効果があるもの。コロナ禍の今だからこそ本社のあり方を見直してみませんか? 人が集まるオフィスリノベーション「ポートランドオフィスデザイン」ワーカーを惹きつけるポートランドのリベラルな魅力とオープンオフィスを採用戦略として取り入れませんか?リノベーションを選択することでSDGsにも取り組める賢い選択ならこちら! 一覧に戻る ↓この号のダウンロードはコチラ↓ 19マガジン 19MAGAZINE#2020.06 19MAGAZINE#2019.08号外