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コラム

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DEO NOTE(社長ブログ)

DEO NOTE|研修はデザインだ

先週はバケットリスト研修をし「何に価値観を持っていて、何をいつまでにしたいと思っていて、会社に何を求め、会社に何を貢献できるか」そんなことを考えました。人それぞれで面白かったのと、会話がスタートするきっかけになったことがよかったです。仕事の目標だけではジュークではやっていけません。人生というステージにおいて、ジュークという組織での仕事の時間、関係性がある。バックボーン、人生設計は人それぞれなので仕事に対しての価値観や行動量も人それぞれ。それがなんとなく各人に見えてきました。ぼんやり見えたこれを、どうジュークという組織に落としていこうか。どんな環境を用意しようか。それが社長である私の仕事です。

▲90分じゃ足りなかったバケットリスト研修。半日かけてやってもいいくらい。

全員研修で広い視野を取り戻す

さて、じゃあ価値観が異なるこの10人でどうやって仕事をしていくのか?そう考えると、パーソナライズされた体験を用意してあげることは必要。体験のチャンスを逃さないためにも備えておくことはマストですが、必ずや狙った時期に狙っているイベントが発生するかは未定です。

未定のことを待っていては目の前のことをこなし、時間が過ぎていくだけです。備えつつ、定期的にバケットリスト研修のような「私はこう思った。なるほどあなたはそう思ったのね。」を体験する機会があると、狭くなった視野をぐいっと広い視野に戻すことができます。1つの対象に対してそれぞれの視点、感情を共有できます。そういった点で全員研修というのは当社の場合有効そうです。

何人であろうと複数人集まると自分を主軸に物事を図ってしまいます。相手とのモチベーションの差にイラついたり勝手に失望したり、というのは日常茶飯事。だからこそ、相手を知る。自分を知ってもらう。というのはやった方がストレスなく生きていけるはず。そんな「知る・知ってもらう」機会を全員研修として取り入れます。どのタイミングでどんな研修を設定するか?研修という体験をデザインする腕の見せ所であります。

衝撃的な体験こそ共感が生まれる(はず)

記念すべき1回目は私がここ数年で一番衝撃を受けた体験を持ってくることにしました。それは「暗闇」です。直近を振り返り「うぉ!」と心震えたのはいつですか?私は2014年にサブラダファミリアを生で見た時。海外はよく行っていたし、ヨーロッパもアメリカも行ってるけど、スケール感に圧倒させられたのはサグラダファミリアでした。(大学の時に母と行ったイタリアで見たドゥオモも心震えた)今これを書いてる時は研修前でネタバレになるため、研修後になぜ暗闇なのか?については触れます。

▲2014年に行った時。画面に収まらないため遠くから撮影。2026年完成予定がコロナによる影響で後ろ倒しになるらしい…完成したらまた行きたい。

私の衝撃体験が皆にも衝撃的かは分かりませんが、近年で一番得ることが多かったのでこれを初回の研修に設定しました。中途半端な体験では感情の沸点が低いので、沸点高めな企画の方が吊り橋効果のごとく共感が生じやすいかと思います。私と同じように感動してくれたら嬉しいし、逆に感動しなかったらなぜ感動しなかったのかをぜひ聞きたい!興味深いです。相手のことを知る姿勢、そして感じたことを言葉にして伝える努力。そこまで含めての研修とします。

余談|感情について

心震えた感動の話からちょっと感情の話を。世の社長全員とは言いませんが、少なくとも私は社長といえど人間なので、ポジティブな話だけで構成されているわけではなく、イライラするし、分かり合えないと悩んだり諦めの念を持ったり、つまらないと思うこともあります。感情を隠しているつもりはないですが、アンガーマネジメントという言葉があるとおり、周りに影響があるので激昂したりモノにあたったりはしません。でも負の感情や激しい感情を否定する気はありません。吐き出すに適した場所と相手をちゃんと選んでいます。

先日読んだサポーズデザインの本。最後に、谷尻誠さんよりスタッフへ向けた一節があります。会社が成長する中で会社がバラバラになりそうだと感じたときにスタッフのみんなに読んで欲しくて書いた、というものです。ジュークにそのまま取り入れたいくらい良い内容でした。ぜひ本を読んでみてください。その中で「モノを大切に それをデザインした人がいるのだから」という記載があります。当社も設計、デザインをしています。関わったモノ、空間が雑に使われたり乱暴に扱われていては悲しくなります。イライラが沸点に達したときは走るなり叫ぶなりしてください。モノにあたる。これはジュークでは絶対にNOです。やられたら嫌なこと。それは絶対にしてはいけません。

▲ぜひ読んでほしいサポーズデザインの本

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