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コラム

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DEO NOTE(社長ブログ)

DEO NOTE| インハウスデザイナーの心がけ

前回はインハウスデザイナーはデザイン力よりコミュ力である、という記事を書きました。今回はもう少し詳しく、私自身の経験から考えるインハウスデザイナーの心がけについて書こうと思います。

どの企業でもお預かりしたインハウスデザイナー最初の1人にお伝えしていることの大半は
・コミュケーション
・デザインを説明できる文章力
・数値化

の3つです。

コミュニケーション

前回のnoteでも書きましたがインハウスデザイナーは特にも経営者の思想や会社の方向性を理解していないと会社のツールはデザインできません。言われた通り作るのならインハウスの意味がありません。企業にとって芯をくったデザインをし、そのデザインの意図を伝えたり、会話のキャッチボールをしてブラッシュアップするには「集める・聞く・伝える」が大事です。

ジュークアンリミテッドでは食事を作って食すようなインフォーマルコミュニケーションが多め

デザインを説明できる文章力

デザイン・設計に必要なのは言葉です。アートとは違うので「なぜそうなのか?」を語る必要があります。新入社員であろうともデザイナーならば自身が施したデザインの意図を語れなければいけません。なんとなくはNGです。だからロジカルに考えを構築し、本を読んで豊かな表現を身につけ、知見を広げるための幅広いインプットは欠かせません。また、コピーライターという専門職がいるようにデザインと文章を書く人は本来は分業ですが中小企業ではマルチタスクでないといけません。1人でデザイン+文章を完結しないと効率が悪いです。なので文章力はインハウスデザイナーにはめちゃくちゃ大切です。

デザイナー、設計士の本などがまずはおすすめ

数値化

デザインは主観によって評価が変わります。赤が好きな人もいれば青が好きな人もいます。スッキリしたのが好きな人がいればクラフト感があるものが好きな人も。なのでまずはこのデザインの正当性を語り伝えるスキルが必要です。加えて組織の中ではデザインの役割や効果を数値化して社内にフィードバックした方がいいです。組織の共通言語は数字です。売上、集客数、採用人数、離職率、視察数、ホームページのPV、SNSフォロワー数などいくらでもデザインと連動できそうな数字はあります。各社の課題によって数値を指標にするのはおすすめです。

こんな話をしながら社内報や営業資料、セミナーのパワポ作りなど持参してもらった課題を通してOJTしています。私は、デザインは情報整理術だと思っています。デザインする上でまず大切なのは情報をいかに集めることができるか。そして理解できるか。会社のこと、社長のことを理解するには当然時間がかかります。新入社員にとっては大変かもしれませんが、そのつもりで毎日を過ごせばアンテナは磨かれます。分からないことは分かるまで聞きまくれる素直さは逆に新人さんだから成せる技。納得するまで、デザインできるまで情報を集めて咀嚼する姿勢が最初の1人には大切なことだと思います。

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