1. HOME
  2. ブログ
  3. 19マガジン
  4. 19MAGAZINE#2021.09

コラム

19 Column

19マガジン

19MAGAZINE#2021.09

ブランディングお披露目続々!

 今月号はブランディングのお披露目を果たした2社の事例をご紹介。お披露目は積み重ねてきた成果を効果検証するだけではなく、成功体験ができ、チームのモチベーションアップに繋がる良い機会です。

ブランディングと好相性のアジャイル思考
 ソフトウェアの業界ではアジャイル開発という手法があります。アジャイルとは「素早い・機敏な」という意味があり、β版で実装してトライ&エラーを繰り返すことで精度を高めます。ブランディングでも会議室で完璧を求めて打合せを続けるよりも、お披露目を繰り返し改善・推進をする方が効率的です。お披露目日が決まれば、すべきことがはっきりするので行動に移しやすくなります。お披露目は効果検証ができるだけでなく、成功体験を積み上げることができチームのモチベーションアップに繋がります。

15周年&社員・アルバイトアワード
 この夏、ブランディングのお披露目をした2社の事例を紹介します。まずは煮干しラーメンで熱狂的なファンが多い凪スピリッツジャパン。今年5月からブランディングをスタート。8/30の社員・アルバイトが集まる政策勉強会を、15周年を機にNAGI★AWARDとしてバージョンアップしました。スーツ着用の厳かな雰囲気から一転。音楽が流れ、会場を埋め尽くすコーポレートカラーの赤でエンタメ性の高いイベントに!ブランディングチームで考えたスローガン「RUB UP!LOVE UP!(磨きあげて一歩先へ)」の発表、動画、抽選会などいつもと違うワクワクするイベンでアルバイトさん達の出席率もアップしました。

野球チームを意識した社内ジム遂に完成
 大河ドラマに湧く深谷の古郡建設。当時では珍しいジムを備えた本社ビル。ブランディングに取り組む中で健康経営にも積極的な社風を表現すべく、利用率が下がっていたジムを現代風にリニューアル。深谷名産であるレンガを使ったブルックリンデザインを採用。チームワークの良さを野球チームに例え、世界観はクラブジムに。長年ブランディングに取り組むだけあり、世界観を忠実に表現した空間は必見です!

【NEWS PICKUP】

IT補助金

IT導入補助金が採択されました!CADソフト購入

自社の課題やニーズに合ったITツール導入に利用できるこちらの補助金。ジュークではCADソフト購入で採択!設計環境を整え、クリエイティブな働き方を目指します。

バナープロジェクトのコツtop

「失敗しないプロジェクトの進め方」公開

建設プロジェクトは予算との戦いです。建設会社出身のジュークには施工の視点と経験値があります。私たちが普段から実践している建設プロジェクトのコツを公開します。

katokaki

加藤邸新築プロジェクトスタート

昨年11月に自邸が火災に巻き込まれて早1年弱。ウッドショックもあり延期していた新築プロジェクトがようやくスタート。設計はデザイナー柿澤、来春完成お披露目予定!

【YouTubeおすすめ動画】

ジュークが制作した動画をご紹介。今回はペット同伴OKの多様性のある働き方のススメ。癒し効果はもちろん、ペットがコミュニケーションの潤滑油になることも!

こちらもCHECK!

【名建築を放課後に】

一級建築士

青木 俊太朗
Shuntaro Aoki

#10 隈研吾
 動画「名建築を放課後に」で扱った写真を一枚選び、解説していきます。今月は世界を代表する建築家、隈研吾氏の「アオーレ長岡」についてのコラムです。

 新潟県・長岡駅からメインストリート歩くと、オープンな広場が見えてきます。市庁舎・アリーナ・市民共同スペースなどを集約した複合施設「アオーレ長岡」です。
 設計の背景には従来型の市庁舎からの脱却というテーマがありました。コンクリートの箱モノが郊外に佇み、堅牢で近寄りにくい雰囲気の庁舎。問題視されてきたのがアクセスの悪さによる不便さと、市民と行政の心理的距離でした。

 この建物の特徴はナカドマ(中土間)というガラス屋根で覆われた内部空間です。市庁舎が主役ではなくナカドマを主役とし、その周囲に主要用途を配置することで市庁舎に対する近寄りにくさを払拭しました。地場産の杉を使った千鳥柄は市民と行政が相互に手を取り合う姿を表現し、1階に設けた議場は行政の動きが市民に向けてオープンであることを表したデザインになっています。
 圧倒的なインパクトがある意匠、それに得心がいく言葉とコンセプト。その軸となる本質を捉える力。設計者に必要な資質を改めて感じることができました。

隈研吾|1954-
世界に名を馳せた建築家。個人邸から新国立競技場など偏らないジャンルの建築を、独自の価値観と表現力をもって設計している。

【わたしのオフィスのつくりかた】

空間デザイナー

柿澤 志保
Shiho Kakisawa

 このコラムでは、これまでお客さまのオフィスづくりに携わって得た経験から「よいオフィスのつくりかた」のノウハウを事例や持論と共にご紹介します。これから本社移転や改修を考えているみなさまの参考となりますように!

海外オフィスのコロナ対策「衛生対策を行ったオフィスデザイン」
 今回、ご紹介するのはワークプレイスデザイン専門事務所のM Moser Associates社のロンドンオフィス。
 こちらのオフィス入口には、社内にウイルスを持ち込まないための「クリーンステーション」が存在します。
 これはソーシャルディスタンスの規則から一時的に使用中止にしたパントリーエリア(以前は書類や建材サンプルなどが並ぶエリア)を、手洗いやスマホの消毒を行うスペースに替えたもの。 さらにある研究でウイルスの感染粒子が人が履く靴のソール部分にも付着する可能性が示唆されたことを受け、同社では外出用の履き物をオフィス内で履くことを禁じ、室内用の履き物を提供。(着脱もクリーンステーションで)
 健全な企業カルチャーとポジティブな精神を維持するには空間デザインに加えて、行動様式も変えていく工夫が必要ですね。

【ROAD TO DUAL LIFE】

一級建築士

小松原 道郎
Michio Komatsubara

 デュアルライフは2つの地域に拠点を持って生活をすることです。一級建築士の小松原道郎が、大阪と北海道の2拠点生活を目指します。

 今回は、スタッフ青木と滞在。普段は岩手と大阪で連絡をとりながら仕事をしていますが、案件の整理共有とデュアルライフを体験して欲しかったので北海道行きを提案。普段はシャワー派の彼も、温泉にゆったりと浸かり、毎日にリラックスできて仕事も捗ったようです。

【毎号連載】育児4コマ

\一緒の本を読む&映画を見て気持ちを揃える/

おすすめBOOK

ブランディング・ ファースト ー広告費をかける前にブランド」をつくる

 今回は基本に立ち返り「ブランディング」に関する本をご紹介。ブランディングは良いデザインのロゴやパッケージ、HPなどをつくる「イメージ戦略」ではなく「経営戦略」です。企業の指針となるものを考え、決めて、それを社内外に浸透させる方法を紹介しています。

青木 厚(著)

おすすめMOVIE

ティファニー ニューヨーク五番街の秘密

 世界で最も有名なジュエリーブランドの「ティファニーブルー」は特別な色として知られています。今回ご紹介した凪スピリッツジャパンや古郡建設もコーポレートカラーを上手に使っています。色を使いこなすことはブランディングの基礎中の基礎です。

2016年 アメリカ

INFOMATION

●9/19 JUKEBOXセミナー#9|テーマ「社内報」社内報がもたらした変化 ゲスト:(株)田中組 インフォメーションデザイン室 齋藤杏奈
●10/19 JUKEBOXセミナー#10|テーマ「健康経営」本当はやらなきゃヤバい健康経営
●10/27〜29 電子機器トータルソリューション展@ビッグサイト南1-3 出展予定

↓この号のダウンロードはコチラ↓

関連記事