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コラム

19 Column

DEO NOTE(社長ブログ)

DEO NOTE|経営者のなり方

ジューク(19)アンリミテッドという社名をつけたが、毎月19日だけじゃ足りないので「9」のつく日に新米社長の成長記録として発信を始めてみようと思う。今日だけはブログスタート記念で1日に投稿。

社長業44日目。

世の初代経営者を尊敬する。会社の立ち上げというのはやることが…多い。というか、整えるべきこと。まずはこのバタバタした状況を貴重な経験と捉えて前向きに一緒にこなしてくれているスタッフに感謝。そして、あたたかく見守ってくれているクライアントにも感謝。お仕事の紹介をしてくださる皆様にも感謝です。

メンタル、フィジカル共に厳しい状況でも「ま、なんだかんだ楽しいからやれるかも。」と思えるのは、やりたいことをしがらみなくできる環境に身を置いたからだろう。

前職は中小企業としては大きな組織だった。やりたいことに従事していたので苦ではなかったが、組織ならではの制限やパワーバランスの見極め、事務作業と飛び出してわかったことは、随分と重石を背負った状態で働いていたのだな、ということ。今はドラゴンボールでいうところの界王拳。巨人の星でいうところの矯正ギブスを外した状態。組織は比べ物にならないくらい小さくなったが、その分フットワークとパワー、心の軽さは増した。この先は?その更に先は?と正直ワクワクする。

ところで、私はひょんなことから社長となった。世の社長には、自らの意思で志した人、継承のためになった人など様々だろう。そして私は、隠すことでもないので正直に言うと、なるつもりなくして社長になったのだ。間違えないで頂きたいのは「なりたくない」ではなく「なるつもりがなく」である。

前職の上司でもあり当時の社長でもあった人の退職を機に、まだこの人と一緒に働きたかったなぁと思っていたので正直にそれを本人に伝えてみた。親ほど歳が離れているその人は、豪快で繊細で、そして敏腕経営者だった。この数年間は特に行動を共にして全国津々浦々行脚させてもらったが、その人のような経営者は世になかなかいないことを知った。近くにいすぎて気がつかなかったが、日本で有数の経営者だと思う。こんな経営者が近くにいるんだからこれは相当恵まれている環境なのだと。

なので、もっと一緒に仕事がしたい、そう私が言うと「じゃ、俺は会長やるから、社長やってみないか?」と衝撃の提案をされた。37年間の人生でナンバーワンの衝撃。一瞬ひるんだが、その時読んでいた本を思い出した。「うっかりバッターボックスに立つ」バッターボックスに立つお声がかかるのは、こいつだったらできるかな?という期待がないとそもそも巡ってこない。そしてバットを振るにも日々の研鑽が必要だ。立つチャンスが来たならバットは思いっきり振るべし。失敗しても命までは取られることはない。

確かに…チャンスが巡ってこない人の方が多い中で、思いもよらず来たチャンス。やるでしょ。そりゃ。ちなみに社長を引き受けたのには本の他に幾つが理由があった。

①昨年99歳で亡くなった祖父(地元では有名な肛門科。天皇陛下から勲章をもらった人。まさに裸一貫な人。尊敬している。)は生前「あいつ(私)はいつか社長にでもなるんじゃないか」と言っていたこと。仕事の話はあまりしてこなかったが、実はそれなりに社会人として認めてくれていたこと。

②大学の友人が13年勤めたインハウスデザイナーを辞めて17年ぶりに地元岩手に戻ってくる決心を固めたのと同じタイミングだったこと。いつか一緒に面白いことをしよう!と学生時代に言っていたことがお互い大人になり、実現できそうだと思ったこと。

③優秀な営業で、いつか私が何かをはじめるときは絶対にスカウトしようと思っていた友人がいた。4年前に亡くなってしまったが、友人のお母さんから形見分けでもらった名刺入れが私の手元にある。それに社長と書かれた名刺を入れて、色々な地に連れて行ってあげたいと思ったこと。

④そして、一白水星の私は今年はなんだかすごい年なんだそうだ。開業◎。新しいことをはじめるのにベストな年。今年最強。私は今年なるべくして社長になったのかもしれない。そうゆうタイミングだったということで。

そんな感じで44日前に私はうっかり社長になった。信頼する経営者メンター付きの新米社長である。勉強中であることは恥ずべきことではなく、成長中であることをこのブログを使って記録をつけていこうと思う。

ジュークアンリミテッド株式会社
代表取締役社長/DEO 加藤瑞紀

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