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コラム

19 Column

DEO NOTE(社長ブログ)

DEO NOTE|文章力の身につけ方をデザイン

小説や論文を書け、ということではなく日常業務、SNS等で端的に簡潔に書く能力。これがなかなか難しいもので、筋トレと同じく一定量・一定期間をやらないとなかなか身につきません。

先日、ホームページの依頼を兼ねて以前より顔見知の企業さんを訪問しました。対面でゆっくりお話しするのは初めてなので、改めて会社紹介をしないと、と思い会社概要一式を持参しました。ジュークの場合、ブランディング、設計、ツールデザインなど色々なことをやっているので未だ一言で説明が難しいです。そこで重宝しているのが19MAGAZINEという社内外報。最近こんなことをしています、と近況報告とそれに関連する出来事、相手が興味がありそうなことが掲載されている号を解説する方が「何してる?」が伝わっています。

▲初回面談、セミナーもオンラインが増えているので去年からは配りきれる分だけ刷るように。ペーパーレスは意識しつつ、ここぞの時に使えるように紙媒体も最小限残しています。

文章を書くのは簡単ではない

デザインもそうですが、ホームページ作りにもディレクターがおり、ディレクターとデザイナーが兼任であることも多々あります。だから、1人である程度の文章は書けた方がいいし、デザインまでできるとアウトプットが早いです。ホームページの場合は、SEO的にどうか?も検討の上言葉選びをする必要があるようで、サービス・商品内容を理解してないと書けないし、クライアントから出てきたものをそのまま使うことも少ないそうです。

「ストレスなく当たり前に読める」これが実はとても難しい。私たちが新聞や雑誌、ネット記事を当たり前のように読んでいますが、これを書くのは実は至難の技なのです。小学生のとき「作文が好き」という同級生はごく少数ではなかったでしょうか?そう思うと大体想像できます。「文章を書く」というのは大人になったからとて簡単なことではないのです。

とはいえ、スマフォ、SNSツールの充実により、多くの人が無料で媒体所有ができ発信者になれる現代。文章を書く、写真・動画を撮る機会は一昔前より身近になっています。若い世代にとって発信は当たり前であり、その水準は押し上げられていると感じます。

書き続けることでしか鍛えられない文章力

話を当社の社内外報に戻します。そんな感じで「文章書くって実は大変なんだよね」なんて話を皆でしていたところ、うちの社内報はなんでこんなにみんな書けてるのか?羨ましいと言って頂きました。創業時から毎月発行している19MAGAZINEは4年目になりました。立ち上げ当初はほぼ私が原稿を書いていました。内容もまずは事業の説明、会社の取り組みを紹介していたので私しか書けないことが多かったです。

そして2年目。紙面に占める文字量が多かったので、レイアウトを変えて写真を大きくし、読みたくなるデザインに変更。この時点でもほとんどが私の執筆です。こうして2年かけて私が書きたいことは書いたので、3年目は「会社の発信力底上げ&スタッフのタレント性を打ち出していきたい」と思い特定のスタッフにコーナーを持たせることに。自身の魅力・仕事につながるようなテーマを設け、それを毎月書いてもらいました。

▲アイキャッチ画像の大きさに、何をはめるべきか案外悩んだ2年目…

▲長年A3版だった社内報をA2折り加工版にアップデート。紙面も増えた分デザイン性もアップ!

▲1人1コーナー必須!の4年目。今月からは新入社員のコーナーもスタート。設計希望らしい「おいしい空間」だそうです。着眼点GOOD!2シーズン目のスタッフもバージョンアップしたテーマに挑戦中。

そして今4年目。デザイナーの個性ももっと出してもいいかと思い、デザインを大幅チェンジ。スタッフのコーナーも外国人だから、新人だからと甘やかさずもれなく全員が1コーナーを持つことに拡大しています。

今でも毎号私が添削をしています。スタッフに書いてもらい始めた頃は修正が多かった原稿も、今ではだいぶ減っています。文章を書くことに得意・不得意があることも分かりました。しかし、思いを伝えるには言葉です。言葉を鍛えないといけません。そして設計は言葉。これは会長もよく言いますし、私もそう思います。デザインはアートと違うので、デザインにも言葉が必要です。

ジュークで仕事をするならば「言葉・文章力」は全員が備えてないといけません。また、独立して1人で仕事をすることを見据えるならば自分で自分のことを売り出さないといけません。文章力はないよりあったほうが良い。しかし意識しないと鍛えることができないので、筋トレが如く強制的に社内報として一定期間で一定量を書き続けてもらっています。私がこうして社内報のメイン記事の他にも書いているのも文章力を鍛える為です。

研修として本を読んで感想文を書く、では書いた文章が勿体無いので、どうせなら会社を伝えるツールとして、また自分のタレント性を磨くツールとして一石何鳥にもなる社内外報として媒体化しています。社内報、毎月楽しみにしてくれている方がいます。そして今を伝えるに最適な媒体です。読まれていることを意識して今後も書き進めてください。

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