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コラム

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19MAGAZINE#2021.04

信幸プロテック(株)本社完成!

軸がブレないプロジェクトを
 弊社が設計を担当した信幸プロテック株式会社様の本社を、3月30日にお引渡ししました。会社の軸づくりであるコーポレートブランディングから携わり、会社の軸を明確にした後に設計。その結果、建設プロジェクトチームのスタッフにも会社の軸が浸透しており、ヒアリングから完成まで軸がぶれずに設計できました。

設計のこだわり

【①抜けのある通路】
 岩手県紫波郡矢巾町にある計画地は、岩手の雄大な自然や山々を全方向から感じられる場所。建物内からもその景色を味わえるよう、1階通路奥に大開口の窓を配置しました。創業の地がこんなにも自然豊かで、地元に根差してきた企業だということを、今後増えていく来客者にも感じてほしいという意図を込めました。

【②ヒストリースペース】
 本社にはよく会社の歴史を飾る場所がありますが、そこから創業の想いがどれほどスタッフに浸透しているか疑問に感じていました。その場所が建物の奥や別室で設けられていると、最終的に倉庫化するケースを目にしてきたからです。そこで今回のヒストリースペースは、エントランスから直接見える階段の踊り場に設けました。お客様やスタッフの目に必ず触れる場所です。創業者である会長様の想い、歴史を次の世代へと繋ぎたいという意図を込めました。

今後の意気込み
 私たちは個人の感性を突き詰めるアートではなく、お客様と共創するデザイン手法を重要視しています。そのため建物を建てることを一つのプロジェクトとして捉え、私たちが舵を取りながらチームで意見を出し合い、作り上げていきます。今後も会社が持つ「らしさ」を落とし込んだ、自他ともに納得性のある空間づくりをお手伝いしていきます。

【NEWS PICKUP】

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信幸プロテック
本社ビル竣工

ブランディング×本社設計のトータルプロデュースでお手伝いした信幸プロテック様の本社が完成。3/30に無事お引き渡しを完了しました。

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一級建築士事務所
@岩手開設

4/9より設計事務所登録が岩手に変更となりました。管理建築士は一級建築士青木となります。今後も変わらず全国対応いたします。

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春の補助金ラッシュ
事業再構築へ

3/12二次公募開始のサプライチェーン補助金、3/26公募開始の事業再構築補助金と春の補助金ラッシュ。ジュークも事業再構築補助金に挑戦します!

【YouTubeおすすめ動画】

ジュークが制作した動画をご紹介。今回はトップファクトリーの李が、新潟県燕市にある包丁専門の製造メーカー「藤次郎」の工場見学動画!

ジュークの日常を公開中!

ブリーフィングや打ち合わせ風景など日常の一コマが見れます。その他の動画はこちら

【名建築を放課後に】

一級建築士

青木 俊太朗
Shuntaro Aoki

#03 Villa Savoye
動画「名建築を放課後に」で扱った写真を一枚選び、解説していきます。今月はこちら。近代建築家の巨匠、ル・コルビジェの「サヴォア邸」です。

 学校の授業でも取り上げられるほど有名なサヴォア邸。当時の時代背景を考えると、かなり飛躍した建物だったと言えます。現代では主流の鉄筋コンクリート造ですが、サヴォア邸が作られた1928年では新しい素材でした。サヴォア邸を学ぶ際、必ず耳にする「近代建築の5原則」。この5原則は新しい素材を選定したからこそ確立されました。
 この画像は、2階から屋上庭園へ続くスロープで撮影されました。5原則のうち、ピロティ以外の水平連続窓・屋上庭園・自由な平面・自由な立面が確認できます。屋上庭園をあえて建物中央部に配置することで、プライベート空間を保てる空間構成となっています。このスロープも特徴的な要素の一つ。閉鎖的な階段ではなくスロープでゆっくり視点を変えながら各エリアを移動することで、従来の独立した機能を持つ部屋群の集まりではなく、エリアごとの緩いつながりを持たせる建築的プロムナードを確立していました。
 新しい素材をの可能性を見出し、秀逸な空間構成を生み出したル・コルビジェ。彼の影響力は現代、そして未来まで続くことでしょう。

Le Corbusier|1887-1965
 20世紀を代表する近代建築理論家の巨匠。実用的な機能を肯定する独自の機能主義に基づいて建築、都市計画、家具までを手掛けた。

【わたしのオフィスのつくりかた】

空間デザイナー

柿澤 志保
Shiho Kakisawa

 このコラムでは、これまでお客さまのオフィスづくりに携わって得た経験から「よいオフィスのつくりかた」のノウハウを事例や持論と共にご紹介します。これから本社移転や改修を考えているみなさまの参考となりますように!

「社長室」は必要?
 一般的な会社には、社長室や社長席があります。しかしそのオフィス環境が、社長と社員の間に「壁」をつくってしまう場合も…。解消方法の一つが「フリーアドレスオフィス」です。社員に固定席を設けず、働く席を自由に選べます。コミュニケーションの活性化や仕事の効率化・生産性向上が期待できます。最近は社員だけでなく「社長もフリーアドレス化」する会社も増えています。普段社長と関わる機会が少ない社員が社長の隣で仕事をすることで、様々な学びや気づきを得られることでしょう。また社長側も、社員の隣で仕事をすることで新たな発見があるかもしれません。
 オフィスの空間デザインで「社長と社員の関係」を良くも悪くもできます。現在、会社内でのコミュニケーションに課題がある場合、オフィスそのものにも原因があるかもしれません。ぜひ一度ご相談ください!

【ROAD TO DUAL LIFE】

一級建築士

小松原 道郎
Michio Komatsubara

 デュアルライフは2つの地域に拠点を持って生活をすることです。一級建築士の小松原道郎が、大阪と北海道の2拠点生活を目指します。

 4月から本格的に、大阪と北海道の2拠点生活である「デュアルライフ」がスタートします。2拠点目となる北海道の住まいをリノベーションするため、地元の工務店と打ち合わせ。築48年の木造で、内部状態の確認が必要なため内装を解体中です。その後は構造を確認し、空間を再設計していきます。大事にしたいポイントは、都会にない自然の景色をいつでも・どこでも感じられる空間にすることです。

【毎号連載】育児4コマ

\一緒の本を読む&映画を見て気持ちを揃える/

おすすめBOOK

最強の働き方

 4月となり、新入社員を迎え入れた会社も多いのでは。当時新卒として入社した会社で、新入社員全員にプレゼントされた本がこちら。副題は「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓」。この時期に改めて、これまでの働き方を見直してみるのはいかがでしょう?

ムーギー・キム(著)

おすすめDRAMA

ミセン-未生-

 今回は映画ではなく、韓国社会で働く新人たちを描くドラマをご紹介。高卒で仕事未経験の主人公が、職場の上司や同僚と繰り広げる出来事が描かれます。新入社員が仕事に奮闘する姿が共感を呼び、放送時の韓国で社会現象を起こしたほどのヒット作品。新人時代を思い出したい方におすすめ!

2014年 韓国

INFOMATION

●4/19 JUKEBOXセミナー#4|テーマ「オープンカンパニー」名刺を見直そう
 ●4/27・28・30 信幸プロテック様グランドオープン オフィスツアー(満席)
●4/27 小田島組様大人のオープンキャンパス 加藤ブランディング講演登壇
●5/19 JUKEBOXセミナー#5|テーマ「オープンカンパニー」会社概要を見直そう
●5/1〜5/31 健康診断&人間ドッグ月間

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