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19MAGAZINE#2022.6

6月に学ぼう!プライドの歴史

アライ企業宣言
 2年前の2020年6月、ジュークは「ally(アライ)宣言」をしました。allyとは「同盟・提携」を意味する「alliance(アライアンス)」が語源で、LGBTQ+を理解し支援する人を指します。LGBTQ+のお客さまやスタッフがジュークと安全安心に関わっていけるよう、社内研修や情報発信等をしています。その一環として、今月は「プライド月間」をご紹介!
※LGBTQ+とは:レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー 、クィア、クエスチョニング、他の性的マイノリティの総称。シンボルは6色のレインボーフラッグ。

▲岩手県のプライドパレード

6月はプライド月間
 プライド月間とはLGBTQ+の人たちへの差別にNOの声を上げたり、LGBTQ+の人たちの存在・文化・歴史を祝福したりする月間です。きっかけは1969年6月28日にアメリカニューヨークで起きた「ストーンウォールの暴動」。警察とLGBTQ+の人たちが大衝突したこの出来事を機に、差別に抵抗する社会運動が世界各地に広がりました。
 この暴動を記念し、1年後の1970年6月28日にニューヨーク市とロサンゼルス市でパレードが開催されました。これが最初の「プライドパレード」です。それから50年、毎年6月を中心にパレードやイベントが世界各地で開催されています。企業や行政、NPOや任意団体など、その主体は様々です。

「プライド」の背景
1950〜60年代のアフリカ系アメリカ人公民権運動からLGBTQ+の人たちの運動に持ち込まれたのが「プライド」という考え方。黒人であることに誇りを持とうという「ブラックプライド」から派生しLGBTQ+であることに誇りを持とうと提唱されました。

▲秋田県でパレード後にパートナーと記念撮影

▲同性婚訴訟の詳細は「マリフォー」で検索!

4週連続パレード参加
 今年、東北では4週連続でプライドパレードが開催されました。5/21に岩手県、5/28に秋田県、6/5に青森県、6/12に宮城県のパレードに参加。各地で100人以上の人が集まり、再会や新たな出会いに恵まれました。「いないのではなく言わないだけ」で、地方にもLGBTQ+の人たちが暮らしています。誰もが生きやすい社会を目指し、今後もパレードは続くでしょう。ひとりでも多くの方と一緒に歩けたら嬉しいです。

今後の注目ポイント
 同性同士の結婚を国が認めないのは婚姻の自由の侵害だとして、国に損害賠償を求めた訴訟が今年5/30に東京地裁で開かれ、結審しました。11/30に判決が言い渡されます。この裁判をきっかけに、日本で同性婚が実現するか注目です。

 

グーグルマップの星は行動デザインの素

 先日、スタッフから「私はいつインプットをしているのか?時間の使い方が上手だ」という質問を受けました。いろんなことを知っていて、出張と移動が多い中でもスケジュールの合間でたくさんのところに行っている。そんな印象があるようです。今回は、私の情報源とスケジュールの組み方のネタバラシをします。


 

情報の取り方

 新聞も目を通していますが、流行スポットの話は少ないのでそれ以外でインプットしています。

インスタよりフェイスブック派
 あちこち見るのはストレスなのでプラットフォームを絞って効率的にインプットしています。私は基本的にフィエスブックで情報系をフォローしてタイムラインで確認しています。ニュースはハフポスト。ファッション・カルチャーはGQ、ELLE、VOUGE。流行りものはインスタから。#をフォローしておけば勝手にタイムラインで流れるので便利です(サウナとか、飲食系とかはインスタが多い)。ツイッターはあまり使っていなくて、今この瞬間!という時は調べ物として使っています。(地震とか混雑具合を知りたいとか)

地域・海外ネタはRETRIP
 キーワード、ハッシュタグ検索でネットやSNSでも調べますが、結構使うのがRETRIP。いろんな視点でエリアごとにまとめてくれているので便利です。あとは子供の頃から母の影響で旅行雑誌や、旅番組が好きなので良く見ています。(旅サラダ、世界不思議発見、ハワイに恋して、BSの街歩き系とか)

やっぱり本屋が好き
 カルチャー誌が好きなので、ネットで情報を集めつつも月2回は行ってると思います。だいたいこれがいつもの本屋さんでのコース。
ブルータス、ポパイ・pen、GQ・その他メンズ雑誌
→映画・音楽雑誌コーナー
→登山・アウトドア誌を一通り
→フォーブス、日経〇〇、宣伝会議のビジネス&マーケティング系
→ローカル誌(東北+Leaf、meets、SAVVYの関西系)
→旅行本
→ELLE DECOのインテリア・住宅情報誌
→新建築、住宅建築、a+uの建築雑誌
→たまに美術・写真集コーナー
だいたいこんな感じなので毎回1時間は本屋さんにいます。どのコーナーの棚が広いか、特集を組まれているか、もトレンドが現れているので参考になります。


 

情報と行動の結び付け方

 ここが一番大事です。上記のインプットから、気になったスポットはGoogleマップで星をつけています。私のGoogleマップは星だらけです。ネット、テレビ、ラジオ、雑誌、ネット。あらゆるものから「お?」と思ったものはとにかく星をつける。そうすると、今度ここに行くとなった際、ここにも立ち寄れるかも、となるわけです。星が多いほど選択肢も多いわけなので、点を結ぶようにルートが組め、効率的に回ることができます。定休日も頭の片隅に入れながら、先々のアポイントも組んでいます。

 出張のスケジュールを組む時は、カレンダーとGoogleマップを同時に立ち上げて決めていきます。前入りすればいける、や、新幹線はこの時間にすればいけるな、と時間軸も自ずと決まります。時間と労力に対して貧乏性なのか、特にも遠出するならばとことん吸収してやろう、とナチュラルに思っているので私のスケジュールは基本的にみっちりしています。仕事の前後が特に。

 これが、私がなんか凄そうに見えている種明かしです。仕事柄人にお伝えすることが多いので常にアンテナが張っている状態ですが、興味がない部分はキャッチできていないことも多いと思います。なので毎週月曜のブリーフィングでは皆が何に興味を持っているのか、何をしていたのか?という報告に興味があります。各人の得意分野の情報をお待ちしています。

(他の記事はこちらから)

建設計画を総合的に見る
 T社は創業59年の金属加工メーカーです。Tプロジェクトはアウトドア市場への新規参入を目指し、事業再構築補助金6,000万円を利用したショールーム、事務所、作業所、検査室の新築計画です。ジュークでは基本設計の他、CMr(コンストラクションマネージャー)として、事業予算枠に収まるように建物配置、規模、分離発注の判断、スケジュール管理、図面のチェックなどを行っています。

予算のマネジメント
 申請した建築予算は8,080万円。CMフィーで120万円、基本設計料で240万円を頂いています。これは総事業費の約2.8%です。延床面積は109坪に落ち着きました。CMrとしての最初の業務は、お客様の「鉄骨造のこだわり」を断念させることでした。事業規模からみて、手出し資金の上限は6,000万円。補助金と合わせて総事業費1億2,000万円と睨んでいます。鉄骨造では建築費以外に造成費、地盤改良、水道引込みなどの費用がかかるため予算オーバー。木造で納得して頂き、1億2,000万円で構造、規模が決着しました。しかし、お客様の外装、内装へのこだわりが強く、追加予算として1,000万円を増額されました。これはあくまでも顧客要望なので、スムーズに収まりました。

実現可能な規模を見極める
 CMrの最も大事な業務は「最終的な落し所の読み」です。新築は夢の実現ゆえ、要望はどんどん広がります。少し酷かもしれませんが、必要不可欠ではない要望を判断し、切り捨てることが大切です。お客様の事業規模、収益力を考えた上で無理のない投資金額を見極め、そこにランディングさせることが私たちの腕の見せどころです。

建設業と設計、双方の知識が必要
 一方、建設会社に無理な予算を押しつけて予算に合わせるのも下手なやり方です。今回は木造を選択することで、お客様の過大投資、建設会社への無理な受注を回避できました。CMrで最初に判断することは構造と規模(延床面積)。大きく計画し、予算に合わせるために縮小する作業はお客様の不信感を招きます。コストコントロール業務は建設業と、設計の双方を理解していないとできないことです。

 

【NEWS】ジュークから最新情報のお知らせ

6/9,10ベンチマーク視察団@新潟
 代表・加藤と巡る、19CLUBメンバーを対象にしたブランディングを学ぶ旅に全国から20名が参加。スノーピーク本社など三条〜新潟で様々な体験を大量インプットしました。次回は9月、尾道開催予定です。岩手

かとうまい4年ぶりに岩手レインボーマーチに参加
 4年前、岩手初のプライドパレードを主催したかとうまいが、パートナーと共に参加。誰もが生きやすい社会づくりを呼びかけた最後のスピーチは必見です!

十九大學院、各人研究テーマ決定
 週休3日のジュークでは1日休養、1日教養、1日発信の方針を決定。年間19個の発信でマスターを目指す研究企画です。イベント、リノベ物件など各人の研究テーマが決まりました。今月より本格始動です。

 

【INFORMATION】

●6月 ally月間
●6/28 かとうまいally社内講座
●7月 本気の健康経営月間
●7/20 加藤ブランディング講座@岩手県中小企業同友会女性部会

▼毎月お届け!ジュークスタッフのコラムページ▼

  今回紹介する建物は長野県松本市にある松本十帖「松本本箱」。谷尻誠氏が主宰する“SUPPOSE DESIGN OFFICE”がデザインを手がけ、浅間温泉街の老舗旅館をブックホテルとして再生した建物です。1・2階が誰でも入れる本箱、3階以上がホテルとなっており、建物自体が持つ古き良き老舗旅館の趣と斬新で新しいデザインがマッチした雰囲気でした。

 中でも目を引いたのがオトナ本箱と呼ばれる空間(上記写真)です。昔ながらの大浴場をそのまま残し、壁面全てを本でディスプレイすることで文字通り本に浸かるような感覚。光沢感のある朱を外の庇や鉄骨カラーで表現している部分も、元々の旅館らしさをうまく生かしている印象でした。

 松本本箱自体の取り組みも面白く、浅間温泉街在住の方と温泉街で働く方はフロア入場に必要なQRコードの代わりにパスカードが渡され、いつでも入れる仕組みがあります。観光客が年々少なっていく中で日常から浅間温泉に関わる人が本に触れて視野を広く持ち、リテラシーを上げ、地域が盛り上がっていくストーリーに、建築が持つ『町を変えるパワー』を感じました。

旅のおとも⑥|名刺
人との出会いも旅の楽しみのひとつ。いつでも自己紹介ができ、相手の記憶にも残りやすくするための必須アイテムです!

今月は…壁掛けシェルフ

ストリングポケット
ニルス・ストリニングがデザインし、70年以上も愛され続けている20世紀の北欧を代表する壁付け収納。

Nils Strinning (ニルス・ストリニング)
…1917年スウェーデン生まれ。スウェーデン王立工科大学で建築を学び、1949年に不朽の名作ストリングシェルフをデザイン・製品化。

 今回ご紹介するアイテムはお部屋にちょっとした変化をつけられる壁掛けシェルフ。ストリングポケットの最大の魅力は何気ない日用品を遊び心あるインテリアに変えてくれるところ。シェルフ自体がすっきりと洗練されているデザインなので、左写真のように食器や本などをラフに置いても様になります。計画的に配置されたインテリアはもちろん素敵ですが、隙がなく空間に緊張感をもたらします。ストリングポケットはいつものスタイルのまま必要な場所にポンポンと物を置くだけ!その性能に「こんな収納探してた!」と感動すること間違いなし。壁面の好きな位置に取り付けられるので、収納が足りない方におススメです!

Vol.6 暴動の前線に誰がいた?

 トップ記事で紹介した「ストーンウォールの暴動」。2015年に公開された映画で、主人公の白人ゲイ男性がこの暴動の口火を切ります。しかしこれは史実の改ざんだとして、LGBTQ+の人たちが全米でボイコット。日本でもこの映画はあまり話題になりませんでした。では実際の暴動の前線に誰がいたのでしょうか?残念ながら正確な記録は残っていません。有色人種の人、トランスジェンダー 女性、ドラァグクイーンなど様々な人がいたそうです。

Vol.6 建築資材値上げとの戦い

 テレビのニュースで「物価が高騰、生活必需品が値上がり」とよく耳にしますが、同様に建築資材の値上がりも止まりません。コロナ明け、経済の回復が先行しているアメリカや中国で建設資材を中心に需要が急拡大し、需要>供給の状態がしばらく続いているからです。日本は特に輸入に頼っているため円安の影響もかなり大きいでしょう。
 建設物価調査会によると、鉄骨構造建築物でよく使われるH鋼は20年下期に比べ、22年2月には47%も高くなっています。鉄筋は50%も値上がりしています。この背景の中で、いかに経済的な工場建設ができるかが大事になってきます。そこで「システム建築の採用」も視野に入れましょう。建物の部材を標準化することで品質を安定させ、建築コストの軽減や工期短縮を図っています。年間の建築計画に合わせて、あらかじめ契約しているので価額変動での影響はより少ないメリットがあります。

トップファクトリーはそれぞれの分野に精通した専門家プロジェクトチームです。私たちが計画に沿って工場建設を進めます。生産ライン診断やHACCP、IT導入、空間デザイン、ブランディングなどの専門知識でお客さまの業種に適切なプランニングをいたします。詳細はこちら

 今回紹介するのは盛岡市肴町にあるカジュアルなフランス料理店“glassto”。岩手の食材とワイン、日本酒を楽しめるお店です。glasstoでは飲食店の他にセレクトショップ・fromもオープン。徒歩圏内にあり、glasstoで気に入ったアイテムはfromで購入可能。肴町というエリア内で飲食店とセレクトショップという違ったアプローチから運営するのは新しい形だと感じました。fromでは岩手県の商品を中心に販売しているので、2店舗を巡って岩手の食を満喫することができます。

▲ フランス料理店「glassto」

▲ 食のセレクトショップ「from」

●息子3歳1ヶ月/好きなこと…大きなシャボン玉をつくること

\一緒の本を読む&映画を見て気持ちを揃える/

▶︎おすすめBOOK

はじめて学ぶLGBT基礎からトレンドまで
石田 仁(著)
2019年 ナツメ社

 この本のタイトル通り、はじめてLGBTQ+について学ぶ方におすすめの1冊。基礎となる情報から、LGBTQ+コミュニティの文化や歴史まで、幅広い話題が見事にまとめられています。まずはこれを手に取り、ally を目指す一歩を踏み出してください!

▶︎おすすめMOVIE

劇場版「きのう何食べた?」
2021年 フランス・ベルギー合作

 ゲイカップルの食卓を中心に描く人気漫画がドラマになり、映画にもなりました。料理上手で倹約家の弁護士シロさんと、彼の恋人で人当たりの良い美容師ケンジが主人公。穏やかであたたかい毎日を過ごす2人に共感する人は多いのでは?「何食べ」では同性カップルならではの悩みも描かれており、勉強にもなります。

 

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