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コラム

19 Column

19マガジン

19MAGAZINE#2022.2

〇〇はデザインだ!
私がDEO NOTE※を書く理由
※加藤の社長ブログ DEOはDesign Executive Officerの訳

社員向けメッセージを増加
 この4年間で働き方、価値観が変化し、創業初期と比べ全員が集まる機会が減りました。4月より新入社員を迎え入れることも重なり、改めてジュークはどうあるべきか、社長である私は何を考え、どこに行き、誰と会い、どの本を読み、何を思ったか、を共有していきます。デザイナーらしく「デザインと仕事」というテーマで、今年から社員向けのメッセージ量を増やしています。

 そして、こうして紙面やnoteに一般公開しています。当社スタッフがなるほど、と思うだけでなく、他社のスタッフさん達にも「うちの社長もそうなのかな?」と思うきっかけになって欲しいからです。社長と社員、ここには経験しないと分からない圧倒的違いがあります。社長をやっている今だからこそ分かります。もちろん社員側の気持ちを忘れてはいませんが、今は特に社長の味方でありたい、と思っています。

▲定期的に社長対談を実施(with古郡建設社長)

▲社長同士ならではの話も(with信幸プロテック社長)

▲一緒にファッション改革も(with田中組社長)

思いを伝えるブランディング
 ブランディングという仕事は変わらないのに、社長という肩書きになってから社長ならではの本音を漏らして頂く機会が増えました。これが社長のレイヤーか、とそこに立てたことを嬉しく思う反面、社内に伝える難しさを少なからず私も感じています。だからブランディングが必要なのだ!と改めてこの仕事の尊さが身に沁みました。ブランディングという手法が、社長達の思いを伝える一助になりますように。

社内報でぜひ社長メッセージ発信を!

 今の経験値のまま過去に戻れたら…社員時代の私の立ち居振る舞いは確実に変わったはずです。幸い前職の社長は毎週考えていることを発信し続けていました。それでも理解できないこと、不平不満がありました。が、会社と社員に責任を持っているならば、何の考えもなく一挙手一投足を繰り出す経営者はいないはずです。膨大な悩み・インプット・アウトプットを経てのアクションのはずです。この大いなる見えない過程がスタッフの不安を増長させる火種でもあります。こうして社内報をお勧めし、その中で社長メッセージを入れてもらうのはこれが理由です。

「伝える」はデザインだ!
 社長の目指すところへ社員も一緒にお連れする。それがジュークの役目です。そのためにどう「伝える」かが大切。社内へ伝える手段の1つがこのDEO NOTE。時が経ち、経験を経て読み返すことで新たな発見があるのが文章。そのためDEO NOTEは文章で残していこうと思います。

インプットの仕方をデザインする
 約1時間の雪かきしながら何をしているかというと、お気に入りのポッドキャストを聞いています。歴史とか英語とかニュースとか。ランニング中もだいたいポッドキャスト。コロナでオンラインコンテンツが急激に充実しています。その結果、私、今動画疲れを起こしてます。もう見てインプットがしんどいんです。これはインプットの仕方を工夫しないとダメな状態にきています。時間の使い方、インプットの仕方をリデザインです。

耳からのインプットならまだいける!
 自分が60分間動画を見るのはしんどいのに、相手に同じことを求めるのは何か違うと思い、2022年からはアウトプット(メンバーさんにとってはインプット)の仕方を変えます。音声だけ。これに切り替えます。インプット疲れを起こしている私が、この2年ほどいい感じでインプットできているのがポッドキャストです。何がいいって、耳だけでいいので体も目線も自由。走りながら、雪かきをしながら、運転しながらのながらインプットに最適です。耳だけならまだいける!

 以下、私がよく聞いているポッドキャスト。ポッドキャストというと新しい感がありますが、ラジオと一緒。是非トライしてみてください。

【おすすめポッドキャスト】
コテンラジオ…歴史キュレーション番組
ながら日経…日経新聞のニュースを音読
英語で雑談!…ゆるい英語トーク番組

\進行中プロジェクトをチラ見せ/
ON-GOING PROJECTS
【No.1】
ユタカ電業ブランディングプロジェクト@山口・東京
〜4件同時に並走する複合プロジェクト〜

▲山口県に本社を置く鉄道の情報通信機器製造会社「ユタカ電業株式会社」の皆さん@展示会

複合プロジェクトを同時に進めるコツ
 ①コーポレートブランディング ②関東支社改修工事 ③山口本社屋建設計画 ④事業ブランディングの4件のプロジェクトが同時進行中のユタカ電業さん。展示会出展、新卒採用&プロデュースのお手伝いもしています。関わる人も多く、進行するのは至難の技…と思いきや、実は①で決めたことがすべてに共通して使える考え方・ルールになり、スムーズに進めることができます。

▲改修中の関東支社

 例えば「色」。ブランディングチームが中心となり、会社の歴史、会社で大切にしていることをベースに「ユタカピンク」と「関門海峡ブルー」を導き出しました。創業当時から思い入れの深い本社敷地内の桜の木。鉄道業(線路)をイメージする二本線。キーワードになるものから「モチーフ」も決めました。それらにしっかりと意味を持たせて社内に浸透させていきます。

▲ミーティングの様子

コンテンツは使い倒してこそ「らしさ」が伝わる
 センスが良い人に頼めば良いものができる。これは企業にとっては落とし穴。完成品はオシャレでも、そこにはあなたの会社のDNA、らしさは盛り込まれているでしょうか?ジュークでは最初にコーポレートブランディングをして「らしさ」を社長・スタッフと共に導き出します。ここで一方的に決めないのもポイント。自分たちで解に辿り着いてこそ愛着が湧きます。②③の空間を考える時に色とモチーフは使い倒します。都度考えると時間もかかってしまいます。

決めたことはブレずに使い倒す
 これが複合プロジェクトを上手に進めるコツです。使い倒すことで、展示会ブース、3月に完成する関東支社はユタカDNAが詰まった空間になりました。当然写真からも「らしさ」が伝わります。SNS時代の今、写真・映像にも「らしさ」が必要です。

▲展示会グッズもらしさ全開

【NEWS】

本社オフィスレイアウト変更&テレワーク加速
長らく同じレイアウトだったオフィスを心機一転。昨年採択されたテレワーク補助金を利用した機器・ソフトも本格稼働しており、クリエイティブ環境もアップデート。

内定者日山さん 卒業制作展@東北芸術工科大学(山形市)
2/8〜13、東北芸術工科大学の卒業制作展が開催。今春入社予定の日山さんの作品も展示。テーマは生まれ育った街盛岡の「河川空間を中心としたまちづくり」です。

3月よりベンチマーク視察団スタート
代表の加藤がアテンドする『19CLUBメンバーと全国のブランディングスポットを巡るベンチマーク視察団』が3月〜スタート。1回目はジュークの社員研修&合同企画「暗闇体験@東京」です。

【INFORMATION】

●3/4 ベンチマーク視察団|物事の本質にたどり着く暗闇体験@東京(ダイアログ・イン・ザ・ダーク
●4/1 入社式

▼個性豊かなスタッフによるコラム▼

一級建築士・青木俊太朗の
建築の知識が豊かになるコラム

【旅と僕と名建築】

 昨年は設計チーム3人による名建築の名建築たる所以を語り合う「名建築を放課後に」についてのコラムでした。今年は実際に建物を見て、現地で僕が感じたことを発信していこうと思います。

 今回紹介する建物は山形県村山市にある総合文化複合施設「甑葉(しょうよう)プラザ」です。コワーキングスペースの利用にたまたま立ち寄ったのですが、デザイン性に優れていて、思わず写真に収めました。2011年にはグッドデザイン賞を受賞。

 建物の第一印象は「スッキリしていて気持ちが良いな」でした。その要因の1つは縦と横の線がごちゃごちゃせず、きれいに伸びている点だと思います。壁と天井との取り合い部分に無駄な見切り材を入れておらず、シンプルな印象を受けます。設計側としてここは非常に厄介な部分なので、強いこだわりを感じました。

 色合いはモノトーンで、嫌な雑味を感じません。しかも単色の黒ではなく、木材を黒く塗装して外壁にしているので、遠目から離れて見た時の色むらに温かみを感じ、自然豊かな山形を表現しているのだと伝わります。
 今回の建物を見ていた時、ある建築家が「建築は複雑な現象をつくるべきだが、複雑な物をつくるべきではない」と言っていたのを思い出しました。名建築たるシンプルさ。僕も追及していこうと思います。

旅のおとも②|ネックストラップ付スマホケース
 旅の最中はできる限り両手を開けておきたいもの。いつでも写真を撮ったり、メモを取れるようにネックストラップは必需品です。

青木が建築を語る動画はこちら

空間デザイナー・柿澤志保が
セレクト&紹介する究極のインテリア

【わたしが選ぶインテリア】

今月は…北欧家具のショップ「haluta tokyo

haluta tokyo
 軽井沢に本店があり、東京や神戸にも実店舗を持つhaluta(ハルタ)。北欧家具やインテリア雑貨など、時を経ても価値が残る良質なものだけを厳選している。

 サステナブルという言葉はインテリアの世界でも注目されています。その1つにアンティークやヴィンテージと言われる家具たちがあります。手入れをしながら大切に使う古い家具には、新品にはない洗練された重厚感があり、空間に心地良さを与えてくれます。今回は北欧インテリア好きに人気のショップ「haluta」さんをご紹介します!
 北欧で買い付けたと言うウェグナータピオヴァーラなどのヴィンテージ家具。デンマークの“HAY”や“house doctor”といったブランドのセレクト商品などが並びます。数年後、ファストファニチャーは激減するとも言われています。ぜひ、サステナブルで楽しいお部屋づくりの参考に!

haluta tokyo
北欧ヴィンテージ家具ショールーム「haluta tokyo」
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-17-6 神宮前ビル2F

デザイナー&盛岡市議・加藤麻衣が贈る
知って損なしLGBTQ+豆知識

【RAINBOW NOTE】

Vol.2  レインボーの由来②

 1978年6月25日。サンフランシスコのプライドパレードに「8色ストライプの旗」が出現しました。それはサンフランシスコ市議会議員のハーヴェイ・ミルクがアーティストのギルバート・ベイカーに「LGBTQ+コミュニティの新しいシンボルとなる旗」をつくるように依頼したものでした。

 この旗はオズの魔法使いの劇中歌”Over the rain bow”に着想を得たそう。新しいシンボルの【レインボーフラッグ】は瞬く間に世界各地へ。大量生産やパレードの列数の都合上、最終的に6色に落ち着きました。

営業・李大偉が進行中の
プロジェクトのプロセスを解説

【プロジェクトマネジメントのコツ】

Vol.2  コスト(予算)を管理する

 今月は建築費のお話です。建築に関わる費用はどんなタイミングで決めるのが良いでしょうか?
 一般的にはお施主様が要望する建築物について設計事務所または建設会社に相談。それに合わせたプラン・見積りを提案されますが、予想以上に費用がかかる場合は大幅なプラン修正が必要になり、時間も労力もかかってしまいます。これでは極めて非効率…。

 私たちは建築に関わる予算の希望をあらかじめお施主様にお聞きします。予算が未定の場合でも会社の規模や売上額から適正な投資額を算出し、それに合わせてプランをご提案をします。

 新しい建物をつくる時は夢が膨らみ、色々と盛り込みたくなりますが、一度完成したプランから省く作業は難易度が高いです。先に予算を決め、適切なサイズでの計画スタートをお薦めします。

 トップファクトリーはそれぞれの分野に精通した専門家プロジェクトチームです。私たちが計画に沿って工場建設を進めます。生産ライン診断やHACCP、IT導入、空間デザイン、ブランディングなどの専門知識でお客さまの業種に適切なプランニングをいたします。詳細はこちら

一級建築士・小松原道郎の大阪-北海道の
デュアルライフ(2拠点生活)をお届け

【ROAD TO DUAL LIFE】

 デュアルライフは2つの地域に拠点を持って生活をすることです。一級建築士の小松原道郎が、大阪と北海道の2拠点生活を目指します。

 北海道に来ても、忙しい時は仕事ばかりになってしまいます。そんな時には、せめて食べるもので楽しみ&満足感を感じるようにしています。
 北海道といえば魚介。特にうにが安くておいしいです。おすすめは虻田町の道の駅で売っている「うに弁当」。うに丼ではなく、うにが白飯とは別で折に入っています。僕は一口ずつゆっくりと大事に頂いています。大盛で注文するとなんとうにが2折ついてくるそうです。北海道においでの際はぜひ食べてみてください。

▲デュアルライフをする場所を選ぶ際には、その土地の食べ物も要チェック!

クリエイティブディレクター・
森居綾那が描くリアルタイム漫画

【母デザイナー子育て絵日記】

2歳10ヶ月/好きなこと…冬季オリンピック競技のモノマネ

\一緒の本を読む&映画を見て気持ちを揃える/

▶︎おすすめBOOK

藤田晋(著)
2015年 幻冬舎

起業家

 ブログのAmeba、AbemaTVのサイバーエージェント藤田社長の一作。ネットバブル崩壊、業界低迷、絶頂期に発生したライブドア事件、親友・堀江氏の逮捕、株価暴落、そして社長の退任を賭けて挑んだ未知の領域。読んでいてとにかく息が詰まりそうになります。社長の痺れるシーンの追体験をぜひこの本で。

▶︎おすすめMOVIE

2015年 アメリカ

マイ・インターン(原題:The Intern)

 過去にも紹介しましたが、トップ記事にちなんで再度紹介したい一本。若くして成功を掴んだバリキャリ女性社長のもとに70歳の新人が入社し、様々な変化が起き始めます。社長だって人間だ。そんな当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれます。会社で観ると感想が違って面白いかも!?

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