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19MAGAZINE#2023.11

ブランディングを体感!ベンチマーク視察団@広島

仲間とブランディング精度を上げる1泊2日
 10/26.27にブランディングを現地で体感するベンチマーク視察団ツアー@広島を開催しました。日々ブランディングに取り組む19CLUBメンバーを対象に、企業や街からブランディングを学ぶ課外授業です。1泊2日でブランディングの精度を上げることを目的としています。他社を知ることで自社の強みを再発見してもらうだけでなく、日常業務から少し離れブランディング仲間と過ごす時間から刺激を得て、お悩み解決にもつなげてもらっています。エリアを超えて、切磋琢磨し合える関係をつくれるのも19CLUBの良さ。今回は当社の全員研修も合同開催。お客様の生の声を聞き、その進化を体感すべく岩手・東京・九州からジュークスタッフが集結しました。

(長谷川社長プレゼン@東洋商事「Tpark」

ココロオドル事業をフルコースで体感
 広島開催は昨年に続き2回目。広島市郊外の“人が集まるスポット”を3カ所見学した後、初日のホスト企業である東洋商事(アミューズメント業)に到着。“ココロオドル”ことを大切に事業展開している東洋商事。ブランディングを経て、今年3月に人が集まる公園のような場所を目指した新オフィス「Tpark」が完成。稼働半年後に訪問し、変化や効果をお聞きしました。普段から視察受け入れをしているだけあり、引き込まれる長谷川社長の会社説明トーク。そして社内ツアーを担当してくれたスタッフのオペレーション、おもてなしに皆感動。オフィスの他、本業であるパチンコ店舗、保育事業の現場、ホテル事業のお部屋にその日は宿泊。フルコースで東洋商事のビジネスモデルを体感しました。最後は「会社見学がより進化するためには?」をテーマに意見交換。興味があることを事前アンケート取る、など各社でも使えるアイディアが色々と飛び出しました。

(毎回恒例のお土産交換タイム@新和金属)

ブランディングが自走する秘密を探る
 2日目は昨年もホストをお願いした新和金属(メッキ業)を再訪。コロナ禍で活動を始めた就労支援事業の拡大、コミュニティイベント主催、公園のネーミングライツ、ホールディングス会社設立など、この1年間の活動量と話題性は「軸」を使い倒している象徴的な企業。ブランディングが自走する仕組みづくりを教えてもらいに行きました。この日の朝には広島を代表する企業マツダのミュージアムツアーにも参加。歴史や事業、技術をどう伝えるか?のヒントが満載でした。中小企業でも企業ミュージアムコーナーをいかに設けるべきか?を考えました。午後は尾道市・大竹市の2班に分かれてインプットを続けました。

(マツダミュージアムで歴史を学ぶ)

次回は12月東京でSDGsの現状を体感
 今年最後のベンチマークツアーは12/6に開催します。本社がある下関市で現在、新社屋建設中のユタカ電業の関東支社を視察予定。東京ビッグサイトで開催されるSDGs日本最大の祭典エコプロにも行きます。展示会なのに小中学生が社会科見学に訪れる珍しい会。10年もすると、社会人になる子どもたちの当たり前に企業が対応できるのか?という危機感を体感するためにも、ぜひブランディングに取り組む企業には足を運んで欲しい展示会です。2024年のベンチマークツアーはいよいよジュークの本拠地岩手、そして夏完成のユタカ電業本社の山口を計画中しています。今後もベンチマーク視察団にご注目ください!

収納量を最大限に確保した設計
 お客様のニーズは「物流効率の向上、在庫管理の最適化、エネルギー効率を向上させる」こと。今回の物流倉庫は3階建です。ラックの高さに合わせ、階高は7,885mm確保しました。今回はパレット3段積みができる電動式移動ラックを採用しています。空間を最大限に生かし、パレットの収納台数はなんと4,400台!40フィートコンテナを約200本収納できます。3階の柱を3列減らし、2階に比べ3階の収納量を約1.2倍に。強度を保つために他の柱と梁をワンサイズアップ。建築費用は若干上がりましたが、費用対効果のバランスを検討した結果、収納量を優先しました。

省エネルギーへの配慮
 倉庫内照明はすべて省エネタイプのLEDを採用。移動ラックの動きに合わせて点灯位置を変更し、移動ラックと連動できるように設定しています。断熱効果を高めるために、二重折板構造の屋根を採用しています。

設備の自動化
 階層間荷物の上げ下げのためにエレベーターの他にパレット専用垂直搬送機を採用しました。倉庫内物流の基本は“いかに速く正確に商品や部品を移動・搬送できるか”という点です。限られたスペースの中でそれを実現することが求められます。高層化を続ける物流倉庫において物流システムの能力がその成否のカギを握っています。エスカレーターとコンベアの長所を生かした垂直搬送システムは立体的な連続搬送ラインを構築でき、タテの物流を最速化します。

 弊社の倉庫建設プロジェクトはクライアントのビジネス成功を支え、効率的な物流と資産管理を実現するため完成まで伴走するスタイルを取っています。来月の物流センターの竣工式を楽しみにしています!

「巻き込み力」を鍛えるにはイベントで

 ブランディングカンパニー・スポットを現地で体感するベンチマーク視察団を企画しています。ブランディングに取り組む企業を、ここはすごい!ぜひ見て欲しい!という場所に連れ回しては、ここのこれ良くない?これが御社にもいいと思うんだよね、とレクチャーする1泊2日の旅です。2019年に台湾に行ったことを1回目として、今回で6回目のツアー。

2019年 台湾
(→その後コロナで敢えなく中断…)
→2022年春 新潟で復活
→2022年秋 広島
→2022年冬 東京
→2023年春 深谷
→2023年秋 広島◀︎今回ここ
→2023年冬 東京

 6回目の今回は10/26.27、広島市に岩手・東京・山口・小倉からメンバーが集結しました。広島で当社がブランディング×設計をお手伝いした2社訪問を目玉とした一泊二日の学び旅です。岩手を拠点とする私たちからすると広島は遠い場所。ご縁をいただきお仕事をできていることに改めて感謝です。他社を知ることで自社の強みを再発見してもらうだけでなく、日常業務から少し離れブランディング仲間と過ごす時間から刺激得て、お悩み解決にもつなげてもらっています。エリアを超えて、切磋琢磨し合える関係をつくれるのもコミュニティの良さだと思います。

ツアー中のイン&アウトプット強化
 移動中も食事中も、インプットから刺激を受けてあれやこれやと「うちの場合は〜」と話ができ、次の各社とのミーティングで具体的に何をやってみる?アップデートする?などアクションに直結させます。ミーティングや建設プロジェクトが当社と動いているからこそ、見っぱなしで終わらずアクションに移せる良さがあります。交通費・時間をかけて行くのだから形にしないともったいない!というか会社代表でわざわざ来てもらっているんだから、形にするところまでワンセットのインプットツアーです。なので、我々も参加者とコミュニケーションが取れる範囲の人数に絞ってツアーを企画しています。

全力でおもてなしを
 今回は「視察・出張が初めてです」という方も参加。どんなことも「人生初は1回きり」ここでの印象は、その後のモチベーションを大きく左右します。私もサラリーマン時代経験がありますが、会社から行けと言われたから…というモチベーションで参加し続けると、本人も会社も、受け入れる側も誰も得をしません。ということで、当社のツアーは始まる前から全力で意味づけ。そして始まってからも全力でインプット・アウトプットをサポート。そして何より楽しんでもらいたいので、全力でおもてなしをします。
 訪問企業との事前に打ち合わせはもちろん。立ち寄るお店やスポット、食事会場、駐車場の場所、トイレ休憩のタイミング、移動方法からその時間まで、下調べはかなり入念にやっています。さすがに疲れるだろうから、ここでは車中で寝かせてあげよう、というのまで実は計算済みなのです。よってロケハン必須。想定コースを想定スケジュールで回ってから微調整をしてスケジュールを組んでいます。このイベント力はコーポレートブランディングにも必要な力だと思うので、この視察ツアーを年に数回企画しています。社内推進をするには言うだけでは誰も動いてはくれません。どう推進するか?どう場を演出するか?もセットで考え、実行できないといけません。巻き込み力を鍛えるためにもイベントは大切。ブランディング推進には必須です。

運営側のノウハウこそ本当のミソ 
 最初のうちは参加者としてツアーに参加しますが、自社での発信や巻き込みを経験したメンバーは徐々に運営側の視点でのインプットを始めます。ブランディングステップが上がると同じツアーでも見えてる世界が異なります。一度で二度楽しめるのがこのベンチマーク視察団の良さ。様々なステージの参加者が一同に会すことで、視点がミックスされ、更に学びが深くなります。イベント力。私は誰に習ったわけではありませんが、思えば幼い頃父の仕事関係の人が大勢家に来ては飲み会をしていた記憶があります。幼い兄と私の面倒を見ながらテキパキと準備、片付けをする母が印象に残っています。父も父でイベントごとの中心にいがちな人で、あれこれ企画・準備しては皆を楽しませている印象があります。DNA…?ですかね。

【NEWS】ジュークの最新ニュース

シンコーメタリコン@滋賀 インタビュー
 今年3月に新工場完成、5月にお披露目パーティーを開催し、全国から325名が参加したシンコーメタリコン様。立石社長、プロジェクトリーダーの近藤さんに建設プロジェクトについてインタビューしました。

→インタビュー記事はこちら←

news2

10/26.27ベンチマーク視察団@広島
 ブランディングを学ぶ1泊2日のベンチマーク視察団では昨年に続き広島を再訪。出張・視察が初めてのメンバーを含む9名が全国から集まりました。視察の詳細レポートはトップ記事をご覧ください。

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トイレ研究家・日山のトイレブック完成
 1日休養、1日教養、1日発信をテーマに年間19の発信でマスターを目指す19大学院。活動の集大成として、トイレ研究家・日山のトイレブックが完成。これを見ればあなた好みの快適なトイレが見つかるかも?

→トイレ研究家・日山のInstagramはこちら←

【INFORMATION】

●12/6 ベンチマーク視察団(ユタカ電業関東支社・エコプロ展示会)@東京
●12/28 仕事納め式
●12/29〜1/3 年末年始休暇
●1/4 仕事始め式
●1/9〜 通常営業

 今回紹介する建物は福岡県筑後市にある「九州芸文館」。コラムに度々登場している隈研吾氏設計の文化施設です。

(角度や大きさが異なるいくつもの三角形で構成された外観)

 面を魅せるデザイン性に秀逸さを感じました。基本的に屋根には雨水をまとめて排水溝へ流す樋がありますが、この建物は樋の位置がわかりません。よく見ると外壁材で上手く隠されていて、ポジティブに隠すというデザインの手法もあるのだと勉強になります。面ごとに素材を変えていて、見る角度で雰囲気が変わるのもおもしろいデザインでした。

(雨樋が上手く隠されている屋根)

 三角形が特徴的な建物ですが、その形にはしっかり意味があります。最終形状は設計者により千差万別ですが、立地が駅前であり、自然豊かな景観に調和させるため「小さな住宅群であり山並みも感じさせるような三角形の建物」というコンセプトの元、この形状になっています。

(地元の杉を使用したアネックス2)

 その土地で感じることを今後の設計でも引き続き大切にしようと再認識させられる名建築でした。

旅のおしえ
~エレベーター内の案内パネル〜
 EV内装すべてがステンレスでそこに映える木の案内パネル。扉が開いた瞬間、木が溢れた空間へつながる演出が素晴らしいです。

昨年日本一を受賞した「スパメッツァおおたか」に次ぐ2号店が宮城県仙台市に今年の夏にオープンしました!

(黒兜モチーフの伊達なサウナ)

(サウナ扉の取手はなんと刀…!)

 今回ご紹介するのは「スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯」です。コンセプトの異なるサウナ3種と肌にやさしい超軟水の水風呂が2種類(16℃と9℃台)ある大満足のスペック。注目は伊達政宗の黒兜をモチーフにした「伊達なサウナ」。EOS社製の水車式サウナストーブ1機+HARVIA製ストーブ2機による、毎時00分の「独眼竜ロウリュ」はサウナマシーン上部から床にかけて送風機が発動し、ロウリュの熱気をまとった強烈な熱風が襲いかかってきます。アウフグースなどの熱波イベントとは一味違う体験ができます。さらに6種類の炭酸泉に充実した外気浴スペース、入浴後休憩スペースまですべてがすばらしい温浴施設です。既に東北No.1の施設と言われはじめているのも納得できます。それでは『ナイスサウナ!』

Vol.23 土壌汚染状況調査を行うケース

 土壌汚染対策法では、すべての土地に対して必ず土壌汚染状況調査を求めているわけではありません。土壌汚染対策法に基づいて調査を行うのは、主に以下の4つのケースです。
①有害物質使用特定施設を廃止する場合
②3,000㎡以上の土地を活用する場合…
土壌汚染の可能性があると判断されれば都道府県知事から調査が命じられます。
③土壌汚染で健康被害の可能性が高い土地と判断された場合
④土地の持ち主による自主検査…
法律による対象ではなくても、土地の持ち主が自主的に検査することも可能です。
 土壌汚染状況調査により、土壌汚染が判明すると土壌汚染対策法による規制区域となり、土地の活用時には一定の建築制限がかけられます。プロジェクトをスタートする前に土壌調査が必要かどうかの確認は必須です。

(ステンレス製のパーテーション、手洗い、照明)

 前回に引き続き、大阪城公園の中にあるもう1つの公衆トイレをご紹介します。
 前回ご紹介したトイレと同じく、内部のパーテーションや手洗い、照明はステンレスでつくられていました。一般的な公衆トイレとは異なり、無骨で存在感があります。

(空に抜けたドーナツ型屋根)

 屋根はドーナツ状の形になっており、中央に向かって進むと空に抜けている円形の穴から見える植栽と景色が綺麗でした。建物の柱には複数の細い材を組み合わせており、シャープな印象を与えていました。壁にはガラスを使用し、屋根以外の存在感をなくすことで銅板の大屋根が目立ち、インパクトがあります。

(コンビニが併設)

 こちらのトイレはコンビニが併設されているのが特徴的です。円形の屋根に沿ってコンビニ・男子トイレ・女子トイレと配置され、中央のスペースは中庭のようになっています。それぞれ別棟になっていますが、1枚の屋根で繋がっているので一体感があり、コンビニ利用者も入りやすい動線になっていました。コンビニのトイレは閉鎖的で込み合うケースが多く、物を買う用がない場合に使いづらい印象がありますが、公衆トイレと一体化することでコンビニを利用しない人でも使いやすいつくりになっていました。観光地のならではのトイレのつくりだと感じました。

<大阪城公園>
大坂城特別史跡地に所在する広大な歴史公園で大坂城天守閣の建つ観光名所。公園内にはカフェなどの飲食可能な施設があり、季節の自然も一緒に楽しめます。
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〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
営業時間/常時開園・休園日なし
▶︎トイレ研究家・日山のInstagramはこちら! 

●4歳7ヶ月…USJの「ゾンビ・デ・ナイト」のダンスにハマって練習中

 ジュークの最新情報がわかるInstagramを更新中!ブランディングやデザインのヒントになるような活動からコムパン(社内ランチ会)やこまろ部長の動画などコンテンツ盛りだくさん。ぜひチェックしてみてね!

▶︎ジュークのInstagramはこちら! 

\一緒の本を読む&映画を見て気持ちを揃える/

▶︎おすすめBOOK

マツダ
心を燃やす逆転の経営

山中 浩之(著)  
2019年4月
日経BP

 ベンチマーク視察団訪問先の広島は国産車の中で独自路線を貫くマツダの本拠地。デザイン部門のトップに久しぶりに日本人が就任し、デザインの力でマツダ復活を支えた前田育男氏の本は以前紹介しましたが、今回はマツダ復活劇を経営視点から生々しく描いた1冊をご紹介。マツダミュージアムをより楽しめます。

▶︎おすすめMOVIE

ミステリと言う勿れ
2023年 日本
監督:松山 博昭
主演:菅田 将暉

 田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した連続テレビドラマの劇場版は広島が舞台。原作で人気のエピソード「広島編」をもとに、広島の名家・狩集家をめぐる遺産相続事件の顛末を描きます。広島にはまだ行ったことがない、という方はぜひこちらから広島予習をおすすめします。観光スポットもしっかり登場!

 

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