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コラム

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DEO NOTE(社長ブログ)

DEO NOTE| 転勤から働き方を考える

この夏、夫が東京から大阪に転勤になりました。気づけば7年弱、東京勤務をしていたそう。先日引越しの荷造りを手伝いながら、私の引っ越しではないのに勝手に東京の街を離れるセンチメンタルな気持ちになりました。日本橋の雰囲気のある良い街でした。東京をハブとして各地に出張したり、自転車でビッグサイトやクライアントとのミーティングに行ったり、隅田川沿をランニングしたりと、家があることで住むように出張ができました。

ジュークでは最初からテレワークOKな働き方を採用。どこにいても仕事が成りたつ働く環境を用意しています。その結果、一週間から10日間ほど東京を拠点に活動することもありました。私にとって情報が集中し、ハブとなる東京に拠点があったのは非常にありがたいことでした。特にもこの2年は東京に一定期間いることで、新しい働き方を私自身も体験し、街への愛着も深まっていたので寂しさを感じています。さて来月からどうしようか…と考えながら、場所から働き方について思いを巡らせました。

東京オリンピックで沸いた2021年は東京をランニングしまくった
家から自転車で行ける清澄白河には東京都現代美術館

変化は自分で起こす

会社にもよりますが、サラリーマンである以上異動・転勤は避けては通れないイベント。言われた方は「え〜」と思うでしょうが、適材適所として人員を配置したい経営層の気持ちは、社長をやっている今はよくわかります。本人の気持ちというよりは情勢によって配置が決まることが多いと思います。

夫もそのパターンで、打診はあったもののほぼ決定事項だったのでしょう。よほどの理由がない限り、断る選択肢はなかったように思います。会社都合だから経費で違う街に住めるなんてラッキーじゃん。と変化に抗体がある私は「いいじゃん!」の一択ですが、皆がそうとも限りません。

言われて変化が起きるのか。自ら変化を起こすのか。

どちらであれ、変化がプラスになるならよいですが、私的には住む場所が変わる、という大きな生活の変化を人に委ねるのは好きではありません。変化はできるだけ自分で選びたい。じゃないと、うまくいかない時に会社や人のせいにしてしまいます。誰かのせいにするのは楽ですが、ジュークになった今思うのは愚痴ってても時間が勿体無いし、生産性がないということ。先日、飲食店で隣の席のサラリーマン二人組が会社の体制について文句を言っていました。お酒も入りヒートアップしているようでしたが、無駄な時間だな…と感じてしまいました。自分で決めることが少ない人たちなのかな?と(大きな企業の人っぽかったです)。

変化を自分で起こさなかった後悔

ジュークは会社ではありますが、フリーランスでも活躍できるスキルや経験を積む場にしたいのは創業時から変わらぬ思いです。なぜなら私が今経営者をやっていて発見や気づきが山のようにあるからです。かくゆう私は会長に「社長をやってみないか?」と変化の打診を受けた身なので、偉そうに言えないのですが、やってみないと分からないことがたくさんあることには気がつきました。

経営者としてのメンタルはへっぽこだった創業時の私

だからこそ、なんであの時「社長をやりたい」と先に言わなかったのか?または、一人社長としてフリーランスの道を選ぶ、という選択をしなかったのか、後悔をしています。自分で選ぶことをしそびれたから、選ぶことの大切さが良く分かります。自分で決めたんだ、という思いがないと乗り越えられないことがあります。その先のステージに辿り着けるか否かは「選択の仕方」にも比重があるはずです。

今回の住む場所の話からすると、住んでみたい街にしばらく滞在してみる。気に入ったからずっといる。など、ジュークでは仕事を止めることなくこれらの生活の変化は自ら起こせます。経費がかかる場合はもちろん互いに協議の上ですが、プライベートで過ごす上では好きにしてもらって構いません。変化が起きることで刺激が増え、仕事にフィードバックできることが増え、人生のサバイブ力がアップするならば豊かな人生と言えるのではないでしょうか。

選ぶなら自分で選ぶ。ぜひ、自分のために「変化」を起こしてみてください。私はみんなの変化を応援します。みんなの起こした変化が、巡り巡って会社にプラスになることも楽しみに待っています。

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