ブランディングストーリー｜古郡グループ【社長編 後半】
2018年のインタビューから4年。改めてブランディングを取り入れたきっかけ、導入後の変化をインタビューしました。後半は力を入れているSDGs、地域との関わりについて聞きました。（前半インタビューはこちらから）
SDGs、地域貢献の反響を教えてください
建設業界の中ではもちろんですし、地域ではニュースやラジオ、雑誌などの様々な媒体を通して「見たよ！」とか「面白いことやっているね！」と年を追うごとに、周りの反響を強く頂いております。お客様は勿論、役所の方も知っていることがあるので、こちらから話をする前にお声がけ頂くことがあり、逆にびっくりします。
特にプロギング（年3回行っているジョギング+ゴミ拾いの活動）に関しては「ぜひ参加したい」と言って下さる企業やお客様が増えています。プロギングはもちろん参加してもらっていますが、それ以外でもまた何かできればいいなと。反響で分かったのは「皆（ほかの企業）何かやりたいんだな」ということです。だけど、そのきっかけや機会がないのが現実。イベントや取り組みを共有することで、きっかけづくりをすることも一種の街づくりの一環かなとも思ったりします。
ブランディングの経営的効果
ブランディングを始めて、採用では学生が集まるようになりました。当初の目的であった採用ブランディングは成功しています。
官庁でも民間のお客様でも、会社の取り組みをとても興味深く思って頂いています。ある会社では初対面でいきなり「社長さんに会いたかった！」「話を聞きたかった！」と言って頂き、当社の取り組みに興味を持って下さり、それがアドバンテージになり受注に繋がったケースもあります。
これからも良い活動は続けていくべきだと思いますし、お客様が真似したい、参考にしたい、とおっしゃるならばこちらとしても提供・協力させて頂こうと思っています。お客様と良い活動や色々なことを一緒に広げていきたいです。
ブランディングで起きた社内変化
コーポレートカラーのオレンジのアイテムを身に着けているのを見ると気持ちが通じ合っていると感じます。「一緒に僕らも変えていくんだ」「盛り上げていくのだ」といった気持ちを持っていてくれるのはすごく嬉しいです。
社内活動、ブランディング活動、働き方改革や担い手育成など、皆、会社の活動に理解を示してくれていて、やはりこれからの時代変わっていかなくてはいけない、というのを一人一人が感じてくれているのだなと感じます。
今後の展望
今まで同様、社会貢献活動は行なっていきますが、それをもっと形にしていきたいです。究極はビジネスに繋げること。いかに社会課題を解決しながら街づくりに貢献していくか。例えば、深谷は農業と工業など産業にはしっかり取り組んでいますが、観光には力が入っていません。地方都市のどこにでも当てはまりますが、観光資源がないとか様々な理由があるでしょうが、その土地の良さ、歴史、色々なことを繋げられる要素は沢山あります。大きい夢ですが「街づくりのブランディング」を出来るようになりたいです。外国人を呼ぶことや遠くから来てもらう事だけが観光ではありません。近くの人、深谷の人自身が街を好きになる事が重要かと。お隣群馬県の川場村の道の駅は全国道の駅グランプリ1位に輝いています。地方ナンバーワンの集客ができる魅力があるのはブランディングの結果だと思います。
建設会社は本当に街づくりと密接ですが、やはり建てる＝ハードだけで終わってしまっている部分がいっぱいあります。「こういったものをつくるとこうなる」とか、ソフトの方から進めることも必要。モノをつくることばかりに頭が行っていたのを「モノからコトへ」と言われているように、コトの方をもうちょっと掘り下げていくことが、建設会社ができる未来に対しての可能性だと思います。
ブランディングをこれから取り入れる方へ
ブランディングは苦労もあるかもしれないですが、個人的には楽しいことの方が多いので、積極的に取り組まれた方が良いと思います。必ず社内が明るくなるでしょうし、良い学生が入ってきてくれるとも思います。当社も負けずに今後も頑張っていきます。
インタビュー：2022年 インタビュアー：古郡建設デザインマネジメント部
古郡建設・ホーム合同ブランディングチームを引っ張るリーダーのインタビューです。
前半ではブランディング初期を振り返り、その変化について聞きました。
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